アウトドアで健康≒元気になる
アウトドアとは、outとdoorすなわち外に出ることですよね!そんなアウトドアには健康になる根拠があるのです。リハビリの専門家が健康になる理由をお伝えします。
1/12 運動の手助けになる
外には意識すると運動の機会がたくさんあることに気付きますよね。ドアから出て歩くだけで、ちょっとした坂があったり、段差があったりします。公園があれば懸垂や角度をつけた腕立てなどジムのようなトレーニングができます。ちょっとした風の抵抗やでこぼこの地面は、コアな筋肉も刺激して、より多くカロリーを消費するのにも役立ちますよ。ジムなどの設備は後回しにして、外にでることから始めましょう!
豆知識:運動神経は3歳までに急激に成長します。3歳までの子は特に意識して外にいった方が良いですよ!
2/12 ビタミンDを得ることができる
ビタミンDは、骨、血、免疫系にとってとても重要で、カルシウムやリンなどの特定のミネラルを吸収するのに欠かせません。人には日光が必要ですが、実はそんなに多くなくて良いのです。冬は少し多めがいいですが、夏は2,3回の5〜15分間日光を浴びるだけで十分!お日様は外に出ないと得られませんのでやっぱり外に出るのが良いのです。
ちなみに、この時代でもクル病で入院する子がいます。お日様と栄養は大事ですね。
3/12 不安を和らげる
部屋に飾った植物や自然の写真でも不安、怒り、ストレスを和らげることができると言われています。だとすれば、本物が良いことは明らかですね!また、運動は不安を軽減するとうつ病の効果研究でも示されています。さらに、運動と日光はセロトニンという神経伝達物質を維持するのに役立ち、エネルギーを高めたり、気分を落ち着かせたり、気持ちを前向きにしたり、集中を持続性させる効果があると言われています。
セロトニンについても先ほどの記事で触れていますので是非ご覧ください
4/12 社会的になれる
外では自然を見るだけでなく人と関わりが増え、人と場所の関わりを深めることができます。人と触れ合ったり共同であるという意識はメンタルヘルスに重要だと言われています。友人に会いに行くことが軽い運動になり、カフェでお茶をする。人との触れ合いが増えるだけで、びっくりするほど気分が変わるのです。特にキャンプなど集団活動になればその効果もさらに期待できます。
豆知識:ネット依存などでもキャンプは使われています。ネットから離れる目的以外でも、リアルな人との交流を増やす目的もあるのです。
社会性についての記事はこちら
5/12 体内時計で睡眠を改善する
外は体内時計を調整する働きがあり、特に早朝の日差しは睡眠に重要だと言われています。目の細胞は光センサー細胞があり、体内時計を正しく機能させるのには十分な光が必要なのですが、年をとると、目が光を吸収しにくくなり、睡眠に問題が生じる可能性がでてきます。ですので、しっかりと外の光を浴びましょう。また、日光により生成されるメラトニンと言う物質は、夜になると睡眠を促す物質に変わり生活リズムを整えます。
豆知識:睡眠薬代わりにメラトニンを摂取する薬もありますが、外出れる環境なら外出ちゃえばいいですよね。
6/12 自信がつきます
たった5分の屋外活動で、自尊心が向上するといった研究があります。水や緑地の近くにいる場合だとより効果的。活動は、ごく自然な散歩、自転車に乗る、庭仕事程度の作業で良いとされています。
外に出るとなぜか自信が回復したり、落ち込んでいたのが治ったりすることあるけどしっかり根拠があるんですね。
自己効力感に関する内容もこちらの記事で紹介しています。
7/12 集中力が改善する
ある研究では、ADHD(注意欠陥多動障害)の子供たちは、都市部を散歩した後よりも、公園を散歩した後の方が仕事に集中することができたと報告されています。理由は屋外の緑による効果!緑を外で感じることが作業効率を上げる根拠になるんですね。
これはあるある。休憩時間に外行くと集中力があがるのがわかる。
8/12 免疫を高める
既に日光による効果はお伝えしていますが、他に免疫に特化した効果があります。多くの植物は自分の傷を癒やすために『フィトンチッド』と呼ばれる、免疫を高める化学物質を空気中に放出します。森林浴はこれに接して健康を維持する方法の一つです。日光はまた、感染と戦うのを助けるT細胞と呼ばれる免疫細胞にエネルギーを与えてくれるのです。
フィトンチッドは森の精気ともいわれているみたいです
9/12 創造性を高める
ある研究によると、自然は創造的な問題解決能力を高めるそうです。時間を費やすほど、その効果は大きいようですが「自然による息抜き」だけでも、脳を新しい思考パターンに変えることができます。
最近はキャンプ場での仕事も増えているのは、その効果を実感している人が多いことも理由の一つなのかも。
10/12 体重維持に役立つ
活発になれば当然カロリーを燃焼するので、体重管理がよりスムーズにできます。また、外に午前8時から12時までの間に20〜30分外に出るだけで、脂肪燃焼の効率が良くなると言われています。
アウトドアの運動効果に関することも載せていますので是非ご覧ください
11/12 リスク管理能力が向上する
身近な外出だけでなく、アウトドアをより楽しむようになると、怪我や体調管理に気をつけるようになり、リスク管理能力が向上します。特に、災害に対する対処、自然毒に対する対処、怪我に対する対処など子育てをするうえでも知っておくと良いことが身につきます。結果、怪我や病気に、かかりにくくなり健康でいられますね。
斧やナタでの事故報告もよく耳にします。登山では滑落、ダイビングでは最悪息ができなくなることも・・やっぱりリスクを意識するようになりますね。
12/12 森林セラピー
30~60代の主婦を対象に夏季17名および秋季12名の被検者を用いた都市部と比較した森林浴実験を行った。また、20代の大学生17名に森林浴(広葉樹、針葉樹)、海岸、農園で順番に3日間過ごしてもらい、生理-心理指標で比較した結果、森林(針葉樹>広葉樹)>農地>海岸でリラックス効果が高かった。また、森林では「緊張、不安、落ち込み」などが軽減したとの研究結果があります。
参考:独立行政法人 森林総合研究所:異なる自然環境におけるセラピー効果の比較と、身近な森林セラピーの効果に関する研究
森林のリラックス効果がしっかりと認められているんですね。ハンモックとか森林を感じられてさらに休めそう・・
まとめ
このように屋外にでるだけで、様々な健康的な効果がありますね。最後までお読みいただきありがとうございました。
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