食べると美味！ゴンズイの棘と粘液の毒について調べてみた

釣り人なら出会うことの多い外道であるゴンズイ。棘に毒があるのは有名な話ですが、粘液に毒があるという話はチラホラある程度。ネットでは具体的に書かれているものがありません。
実は食べると非常に美味しいこの魚ですが、不安に感じながら食べている人も少なくないのではないでしょうか。自分の安心材料確保のために実際にどのような毒があるのか、人体にどのような影響があるのか調べてみました！

結論

ゴンズイの毒について

毒針と粘液と２か所毒を生成する場所があります。また、ゴンズイの毒にもは２種類あるようでtoxin1（毒１）、toxin2（毒２）として研究されています。
精製した毒は、致死量も少なくとても危険ですが、実際の粘液や毒針にどの程度含まれているかは不明なので、一概にどの程度危険とは言えなそうです。

毒針

有名なのはこの毒針についている毒になります。こちらは刺されると、めちゃくちゃ痛いらしいですが今のところ激痛までの報告でとどまっており命に別状はないようです。しかし、体内に入ったらどうかという報告もないので、本当のところは不明です。

毒粘液

こちらはあまり知られていない毒になりますが、棘と同様の毒のようです。傷口や人の粘膜などには極力触れない方が良いですね。

食べて安全なのか？

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こちらでも紹介していますが、毒針とぬめりを取ったうえで作る刺身を食べても私自身健康上何も問題ありませんでした。心配であれば、ぬめりを取った後で湯引いたり皮をあぶったりすればより安心ですね。同じ人気料理で、熱して食べる天ぷらや唐揚げ、みそ汁などは熱で毒も変性していますので問題なさそうです。

※何かあっても一切責任は負えませんので自己責任でお願いします。

ゴンズイに刺された時の対処方法

傷口を洗浄。45℃前後の熱い湯に30～90分浸けると毒素が変生し不活化されて痛みが軽減します。痛みがひどい場合は、局所麻酔もできるようですので受診すると良いでしょう。

さいごに

以上が私が調べた範囲の情報でした！何か新しい研究などされているかアンテナ張ってみようと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

参考文献

Purification of a lethal factor in the skin secretion from the oriental catfish Plotosuslineatus(K. Shiomi, M. Takamiya, H. Yamanaka and T. Kikuchi,1987)Nippon Suisan Gakkaishi,53 (7),1275-1280.

Toxins in the skin secretion of the oriental catfish (Plotosuslineatus): immunological properties and identification of producing cells(K. Shiomi, M. Takamiya, H. Yamanaka, T. Kikuchi and Y. Suzuki,1988)Toxicon,26 (4),353-361

Purification of a lethal factor in the skin secretion from the oriental catfish Plotosuslineatus(K. Shiomi, M. Takamiya, H. Yamanaka and T. Kikuchi,1987)Nippon Suisan Gakkaishi,53 (7),1275-1280

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