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健康・医療

冬キャンプでの寒さ対策!効率の良い身体の温め方は?

スノーピークのマグでホットドリンク 健康・医療

温かい飲み物は身体を温める?

寒い冬の日に缶コーヒを買い、『温かい飲み物は触ってるより飲んだ方が温めるよ』とか言う会話を耳にしたことはありませんか?実際に、身体が温まるのかも含めた研究がありました。本来の目的は作業効率が上がるかどうかといった研究のようですが、面白いので紹介したいと思います。

スノーピークのマグてホットコーヒー

その内容とは

研究方法

コーヒなどカフェインを含む飲み物で行った研究もあるようなのですが、カフェインの効果を除くために今回はコーヒーではないようです。

スープとしては市販のコーンポタージュスープ(味の素株式会社製)を用い、試験条件は、60℃および37℃に調整したスープならびに無試行の3種類とした。スープの容量は150mlとし、3分以内に摂取させた。

上村浩信ら:温度と異なるスープ摂取が生理指標と計算作業効率に及ぼす影響,日本味と匂学会誌,vol21(3),2014

結果

60℃スープ摂取において、37℃スープ摂取および無摂取に比べ、スープ摂取直後の安静1~5分で心拍数が有意に増加し、1~15分で足先温が有意に高かったため、軽度~中程度の運動負荷と同様に、心拍数の増加や体温の上昇が計算作業効率の改善をもたらした可能性か示唆された

上村浩信ら:温度と異なるスープ摂取が生理指標と計算作業効率に及ぼす影響,日本味と匂学会誌,vol21(3),2014

測定した体温の中で、足先温のみに有意差が認められたが、深部より遠い末梢ほど温度が変化しやすいことが報告されており、スープの温度の影響が足先で最も顕著に現れたものと考えられた。また、本試験では深部体温の測定を行っていないが、心拍数や足先温が有意に高値を示したため、深部体温も上昇している可能性が示唆された。

上村浩信ら:温度と異なるスープ摂取が生理指標と計算作業効率に及ぼす影響,日本味と匂学会誌,vol21(3),2014

なるほど、実際に測定すると足先だけだけど、深部体温も上がってそうということですね。よく、自動販売機で缶コーヒーを買ったときに手を温めるほうがよいか、飲んだほうが良いかという議論もありますが、これで解決ですね。

キャンプにおすすめのイブリックで飲むコーヒーについての記事はこちら

実際のアウトドアでの活用

夏を除く秋冬キャンプや、寒い日の釣り、登山などにも活用できそうな知識でした。なんとなく温まるだろうなぁと思うのではなく、はっきりしていると効果も上がりそうですね。

特に小さなお子さんのいるファミリーキャンプなんかでは、寝る前に体温が上がるように、温かいお湯を150ml飲むだけでも寝付きが違いそうです。

温かい飲み物は身体を温め、さらには作業効率も高める!ぜひ意識して試してみてください!

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