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健康・医療

【体験談】子供が上腕骨顆上骨折で手術。治るまでの経過

子供の上腕骨顆上骨折のCT健康・医療

子供が腕を骨折(上腕骨顆上骨折)しました(当時2歳)

子供って怪我が尽きないですよね。そんな怪我の中でも最近大変だったのが骨折。親としては、どのような経過をたどるのか。手術と保存療法どちらがいいのか、将来的にどうなのか。手術は怖いし・・などいろいろな感情があると思います。そのような方の選択の一助になればと思い記事にしました。
この体験も参考にしてもらい、手術と保存を選んでもらえればと思い残してみました!

受傷経過

いつも食事の時にふざけて椅子に上る三男。いつも通りふざけていると、椅子から転落! それで泣くのはいつものことですが、なかなか起き上がれない。なんだか右腕がぶらんとしている・・・
手を動かそうとしても、ぷるぷる少し震えるくらいで動かず。これはまずいと思い、速攻整形外科へ。

理学療法士
理学療法士

あーこれは腫れてますね・・・脱臼だといいのですが。痛いよねー。ちょっと待ってて

と最初に診てくれたPT(理学療法士)さん。親切にすぐに三角巾とアイシング用の袋を持ってきてくれました。子供は痛みが落ち着いたのか、泣き止んでます。子供ってすごい・・・
そして、まずはレントゲンへ。もちろんそこでは泣き叫んでました、かわいそうに(´;ω;`)

レントゲンの結果は上腕骨外側上顆骨折

子供の上腕骨顆上骨折

さて、どのような骨折かというと・・・

転倒や転落などをして、肘の部分に激しい痛みと腫れがあり、痛くて肘がうごかせない場合にこの骨折を疑います。骨折片で神経や血管が損傷されると、手や指がしびれたり動かせなくなることがあります。ほとんどの例が転んで手をついたり、鉄棒やうんていから転落して肘が反ることで骨折します。子供によくみられる骨折です

日本整形外科学会hpより

うん。そうそう。手をついて落ちたんだろうなぁ・・・

治療方法は

骨折部のずれの少ないものはギブス固定、経皮的鋼線固定などで保存的に治療します。しかし、ずれの大きいものは、骨折片が筋肉に引かれて回転しているので、徒手整復は不可能です。手術で転位した骨片をもとの位置にもどし、鋼線で固定します。多くの子供の骨折のうちで手術を必要とする数少ない骨折の一つです。
この骨折で初期治療を誤った場合は、骨折部は偽関節となることがあります。その結果、成長とともに変形(外反肘変形)を起こします

八王子整形外科HPより

さて、うちの子がどうだったかというと

整形外科医
整形外科医

あー・・・ちょっと骨が離れてますね。もう少し近ければ固定だけでもなんとかなったかもしれないけど。ここでは判断できないから、大きな病院に紹介状書きますね。ここで固定できればよかったんだけどごめんね。

こんな感じで、うちの子の場合は骨片が離れすぎててダメなようでした。

国立病院にて

整形外科の受診。主治医はベテランの整形外科医の先生。レントゲン見るなり。

主治医
主治医

手術はいつにしますか?〇日が一番早いけど

はやっ!判断はやっ!親としては気持ちが追いつく前に、手術確定ということがわかりました。
ですが、このように素早く判断していただけたおかげで迷いもなく結果的に良かったです。

治療経過

子供の上腕骨顆上骨折のCT画像
子供の上腕骨顆上骨折のCT画像その2

受傷してから2日後にオペが決まりました。CTで撮った画像です。レントゲンよりもはるかにわかりやすいですね。こんなちょっとした骨なら取ってしまえばいいのにと思ったのですが、筋肉も付着してるしダメなんですよね。
大きさ的には横4mm×縦2mmくらいの骨片。こんなのに穴開けて固定するんだからすごい。パキッて割れてしまいそうなんですけど・・・



これが手術後の写真。うまくいってるのね。医学って本当にすごい。

手術直後は麻酔でぐったり。起きたら泣くわ、泣くわ。手術した腕は固定も重いし麻酔で動かしにくいので背中側に手がまわっちゃったりで大変。本人的にはうつ伏せが楽だったようで、うつ伏せで寝ていました。寝返りができないのはかわいそう・・・

腕骨折後の子供の寝方
子供の腕手術後の写真。ギブスがずれてきている。
ギブスでかぶれてしまった腕

手術後の着替え

着る時:骨折する側から腕を通します。 ちなみに、タンクトップでなければ無理でした。
脱ぐ時:骨折していない側から脱ぎます

大きめのTシャツなら通るかもしれませんが、ほかの写真でもあるように、基本的には袖は通さず生活してました。

手術後のお風呂

ギブスがまだ外れないとき(2週間後の抜糸まで)は、ビニール袋に腕が通るようにして輪ゴムで止めてシャワーをしました。

術後2週間

約2週間して抜糸しました。ゲンタシンという薬を塗って、また包帯。
固定するギブスをシャーレっていうのですが、家の中では10分程度外して本人が痛がらない範囲で腕を動かしても良いって。動かしましたけど、痛がって無理ですよね。自分の親でも拒否するのに、これは小児専門のリハビリは大変だ。
しかも、初めはやっぱり腕の動かし方を忘れている・・・家では工夫してこんなリハビリをしていました。

1、体にテープを貼ってはがすリハビリ

小児上腕骨骨折後のリハビリ

2,積み木を使って動かすリハビリ

小児上腕骨骨折のリハビリ

頑張って曲げようとするけど、なんとか完全に伸びるけれども曲がるのは痛いし、怖がって無理みたいです。

術後3週間(1か月ちょっと)

屋内はシャーレ取っていいと。屋外はシャーレしてねって。うん、するする、しますとも。子供はもう元気に走り回ったり大変なので怖くてシャーレ外せないですよ。
長袖を着る時は、服の上からシャーレで固定しました。

術後8週間(2か月)

転んだりしなければもうシャーレ外していいよって言わてましたが、2カ月も経てば安心だということでようやく外でもシャーレ外しました。それでも思いっきり転ぶなよ・・・
傷は順調に治ってきている。でも、また抜釘(固定している金属を抜く)するときは同じ傷口から切ってやるんだよね。

術後15週間(約4か月)

入院して抜釘するために再手術!この時に感じたすごいことが、手術後の痛みは骨折時の1/3程度ですって言われてましたが、本当に本人が動かすのが早い。あまり痛くないようで良かった・・・

抜釘後の子供
2回目の術後の傷

術後19週間(5か月)

抜糸してもらい、ただのテープのみに。なるべく傷を残したくないので形成の先生に相談したところ

傷の活動が活発な時期に、引っ張られたり(緊張)、日焼けをしたり(紫外線)、乾燥などの刺激が加わると、傷の中の細胞が過剰に反応してしまい、傷跡が太くなったり、赤く盛り上がったり、色素沈着が発生するそうです。整形外科では積極的に説明されませんでしたが、形成の先生はそのような回答でした。

こちらは、通院していた病院の形成外科で使用しているもの。病院でも使っているものなので安心して使用できます。

Bitly

病院おススメのものもよかったのですが、個人的にはこちらの方が使いやすくて最後まで使用していました。東大医学部との共同開発らしく信頼できます。また、テープが収縮する方向もわかりやすくとても貼りやすいのと防水性が高くとても使い勝手が良かったです。・・・患者側としてはこっちの方が病院のよりおススメです!!

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術後21週間(5か月ちょっと)

ずっと黒い糸みたいなのが残っていて、気になっていたので主治医に相談。吸収する糸らしいんだけど、1回目の手術からずっと皮膚の表面にうっすら見える形であったから本人も私たちも気になってて。そしたら少し切って抜糸してくれました。
これであとは傷がきれいになるのを待つだけになりました!

1年後

上腕骨術後の傷

きずはこんな感じになりました。写真にないですが、途中は傷がミミズ腫れの跡のようになっていましたが、それもなくなってきました。おそらくもっときれいになっていくと思います。

もちろん痛みもありませんし、肘の可動域も十分にあります。今後も怪我しないことを願うばかりです。

振り返り

骨折時のお風呂や着替え日常生活はどうするか

風呂に入る時

・手術後は、シャーレはつけたままビニール袋に通し、輪ゴムで上と下をとめてシャワー
・お風呂に浸かっても良いですが、腕は浴槽から出すように
・抜糸後(主治医の許可が出たら)、通常通り入浴。お風呂で腕を良く動かしました。

着替えの時

・着る時:骨折している方から通す。大きめの服を推奨。長袖の場合は、袖を通さない。
・外に出る時は、シャーレを服の上から固定する。(上の写真も参考)
・脱ぐ時:骨折していない側から脱ぐ

食事の時

・利き腕の骨折だったので、反対の手で食事。左手を使うのが上手くなりました。

骨折後の肘が固くなったりしなかったか、関節可動域はどうだったか

伸ばすのは2週間後あたりから痛み我慢できる範囲だったみたいで何回か時間かけて伸ばす練習すれば完全に伸びましたが、1日経つと伸びなくなっているのでなるべく毎日伸ばすようにしました。曲げる方は3カ月くらいなかなか完全に曲げるのは難しかったです。
おそらく、リハビリをしていなければ伸びないし、完全に曲がるのも難しいと思います。ちなみに今は完全に曲げ伸ばしできます。

注意点は、痛みを我慢した状態で動かすと異所性骨化といって、骨ができてしまう場合があります。ですので、その辺をよくわかっているリハビリに通うのが絶対に良いです

肘の運動のポイント

・基本はリハビリに通って動かしてもらう
・もし、家でできることがあればリハビリの先生や主治医に聞いて実践する
・自分でやる場合は、痛みがあれば無理をしない!


※ちなみに、私の本職はリハ職なので主治医から指示をもらい自分でやりました。

さいごに

個人的には、傷は残りますが後遺症の可能性を考えると、早くから腕が動かせて偽関節の心配もない手術をしてよかったと感じています。このまとめが皆様の選択の一助になれば幸いです。

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