ベースワックスとクリーニングワックスって違いがわかりにくいですよね。ここでは、その違いをまとめてみました
結論:ベースワックスの代わりにはならない
・成分が異なるのでベースワックスの代わりにはなりません
・ベースワックスのみでもクリーニング効果はある、クリーニングワックスのみでは滑りにくい
・ベースワックスのみで滑走もOK
・クリーニングワックス→滑走ワックスでもOK
ベースワックスは滑走面を保護し、滑走性を向上させるために塗布するもので、クリーニングワックスは滑走面をクリーニングして、ワックスの密着性を高めるために使用するものです。
両方ともスキーやスノーボードのメンテナンスに必要なワックスですが用途が異なります。
つい節約したくなってしまうのですが、役割が違います。代わりになるとは思わずに、しっかりとメンテナンスしましょう!
ベースワックスとクリーニングワックスの違い
ベースワックスとは
・スキーやスノーボードのベース(滑走面)に塗布するワックスです。
・滑走性を向上させるために、特定の温度帯において最適な硬さのワックスがあります。
・滑走面を保護する役割もあります。
※メーカーによって異なります
①パラフィンワックス(Paraffin Wax)
・石油から得られるワックスで高い密度と耐久性を持ちます。
・使用する温度帯によって様々な硬度のものがあります。
②マイクロクリスタリンワックス(Microcrystalline Wax)
・パラフィンワックスよりも柔軟性に優れ、潤滑性があります。
・パラフィンワックスと混ぜることで、より効果的な滑走性を発揮します。
③フッ素(Fluorine)
・滑走面に塗布されることで、より滑走性を高めるために使用されます。
・一般的に、高品質なベースワックスにはフッ素が含まれています。
・フッ素には、發油性もあれば防泥性もあるため、もっとも優れた成分で高価です。
④その他の添加剤
・ベースワックスには、様々な添加剤が含まれている場合があります。
・滑走性を向上させるため、シリコンオイルやグラファイトなどが使用されることがあります。
クリーニングワックスとは
・スキーやスノーボードのベース(滑走面)に塗布し柔らさと粘度で汚れを浮かすワックスです。
・汚れをしっかり落とすことで、ベースワックスの吸着力を高める役割があります。
※メーカーによって異なります
①パラフィンワックス(Paraffin Wax)
・石油から得られるワックスで高い密度と耐久性を持ちます。
・クリーニング用なので、柔らかく粘度が高いものを使います。
ベースワックスの方がもちろん滑走性に優れた成分が入っていますが、同じパラフィンワックスがメインであることを考えると、クリーニングワックスのあとに滑走ワックスを塗っても大丈夫そうですね。
ついでに、滑走ワックスの特徴
①コールドワックス
・極寒で使用されるワックスで、雪の摩擦に耐えるよう固めのものが多い
②グラファイトワックス
・暖かい雪に付着したチリなどから発生する摩擦や静電気による抵抗を抑える
・湿雪や暖かいときに使用されるワックス。黒い。
③ユニバーサルワックス
・幅広い気温や雪質で使用されるワックス。
シーズンオフのメンテナンスはどうする?
クリーニングワックスで汚れを落としてから、ベースワックスを塗って剝がさないで保管しておけばOKです!
おススメのワックスとメンテナンスグッズ
私が良く使うメンテナンスやワックスについて紹介します。細かく説明しましたが、基本はリムーバーで拭き取って、クリーニングワックスで汚れ落として吸着しやすくして、滑走ワックスを塗るのが定番です。
シーズンオフにはしっかりとリムーバーで汚れをふき取ってからクリーニングワックスをかけています。
クリーニングワックスはikgでもこれだけ安いので、1度購入すれば贅沢に使えます。これだけで滑走するのは滑りが良くないですが、滑走ワックスの吸着を高める目的であればクリーニングと滑走ワックスで良いと思います。
結局、1シーズンほとんどこの青のワックスで事足ります。基本的にはこれ一択です!
春スキーでは、グラファイトが欲しくなるのでこちらのようなグラファイト入りでベースにもなるこちらを使っておくと楽で滑走も良くおすすめです。
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