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健康・医療

睡眠を3日以上取らないとどうなるか?睡眠不足も過眠も問題!

寝ている猫 健康・医療

寝るってとても不思議ですよね、疲れたら寝たくなる。一方で疲れすぎると寝れなくなるなどけっこう繊細です。また、睡眠不足によって死亡する例は極めて稀ですが睡眠不足が身体にいいはずがありません。でも、寝すぎっていうのもどうなのでしょう。三大欲求の一つである睡眠について少し整理してみました。

睡眠不足の影響とは

 一晩中寝られないことは疲れも残るし良いはずがありません。睡眠不足の状態で運転をするか、危険を伴う作業をする場合に事故を起こすリスクが増加することは言うまでもなく明らかです。でも、どれくらい睡眠が足りないと問題になるのでしょうか?

山用
山用

大体の人は一夜漬け程度までしか経験していないと思いますが、このように情報としてまとめると、睡眠の大事さがわかりますね

24時間寝ない場合の影響

 1日 24時間以上寝ないことは、アルコール中毒とほぼ同じような影響を及ぼす可能性があります。2010年の研究によれば、20〜25時間起きていることは、血中アルコール濃度(BAC)が0.10%の状態と同じくらい、注意力とパフォーマンスに影響を与える可能性があるとの報告があります。多くの地域では、BACが0.08%のときに法的にアルコール中毒とみなされます。

その他、日中の眠気、かすんだ感覚、機嫌の変化、イライラ、集中力がなくなったり、決定を下すことが難しくなったりすることがあります。また、身体症状として振動、震え、または筋肉の緊張 視覚や聴覚に問題がでてくる可能性があります。

1.5日寝ないとどうなるか

 1.5日 36時間寝ずにいると、健康と機能にかなりの影響が出てきます。通常の睡眠と覚醒のサイクルが長期間乱れることで体は強いストレスを受けます。これに応じて、体はコルチゾール(ストレスホルモン)の産生を増やします。24時間の時よりも、気分や食欲の変化、ストレス、体温の変化などを感じ、体内の酸素摂取量もこのような時間の経過によって減少することがあります。

2日寝ないとどうなるか

 2日 48時間寝ずにいると、状況はかなり悪化します。睡眠不足が免疫系に及ぼす影響は48時間後に強まります。これにより、免疫系が通常よりも病気を十分に防ぐことができなくなるため、病気にかかる可能性が高まります。2日間寝ずにいると、人々はしばしば「マイクロスリープ」といって、数秒から30秒程度の間、意識を失う状態が出現します。また、幻覚が生じる可能性もあります。

3日以上寝ないとどうなるか

 副作用はさらに悪化し、幻覚がより頻繁に起こったり、被害妄想が増えたりするかもしれません。最終的には、精神病症状が現れ現実からの切り離しが引き起こされるかもしれません。マイクロスリープが増えるにつれて、運転中や危険な作業中に事故を起こすリスクも大幅に増加します。最終的には、脳が正常に機能しなくなり、臓器不全、稀なケースでは死亡に至る可能性があります。

睡眠過多の場合はどうなる?

睡眠過多は通常命にかかわることはありませんが、死亡率の上昇と関連しているとされています。

2014年の24,671人の成人を対象とした研究では、1晩に10時間以上寝ること、つまり過眠はうつ病と肥満との関連が示されています。また、過眠は高血圧や2型糖尿病とも関連しています。最適な睡眠時間は年齢や性別によって異なる場合もありますが、ほとんどの大人は毎晩7〜9時間の睡眠が必要です。

良質な睡眠を取るコツ

 寝室では寝ることだけをする場所・寝る前に少し読書をする程度の場所にしておき、部屋に入るとリラックスモードになるように環境調整をすることは非常に重要と言われています。また、寝やすい気温にするためにエアコンも使用し、温度調整しやすいよう重ね着のように掛け布団を重ねられるようにしておく方法や軽い運動を就寝数時間前に行うのも効果的です。

 コロラド州立大学ボルダー校の睡眠専門家ケネス・ライト氏の研究結果によると、典型的な現代の環境は、睡眠に影響を与える重要な化学物質であるメラトニンの変動により、循環リズムを約2時間遅らせているとされています。そこで、スマートフォンや懐中電灯すら持たずに1週間のキャンプ旅行をする研究をしたところ、参加者の循環リズムは2時間戻ったとの報告があります。

山用
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就寝環境や生活リズムを意識しするだけでなく、自然の流れに身を任せられるキャンプなどのアウトドアを通して睡眠の質を高める方法も今後発展していくかもしれないですね。

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